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AIO

AI検索の計測を
5層に分ける

Google検索内の生成AI機能での表示、外部AIサービスでの引用、AI経由の流入、指名検索、商談は別々の出来事です。1つの数値へまとめず、どのデータで何を確認するかを整理します。

この記事の要点

  • GoogleのAI OverviewsやAI Modeでの表示は、Search Consoleの検索パフォーマンスに合算されます。AI機能単体で切り出す方法は案内されておらず、ChatGPTやPerplexityでの引用状況もここには含まれません。

  • 外部AIでの引用は、質問文・エンジン・実行日時・引用URLを保存して自分で観測します。回答は非決定的なため、1回の結果で結論を出しません。

  • レイヤーを1つの「AI可視性スコア」へ潰すと判断を誤ります。測れない範囲を先に明記したうえで、レイヤー別の指標で改善を決めます。

この記事は、AI検索での見え方を計測したいWeb担当者・情報システム担当者に向けたものです。対象は次の5レイヤーです。レイヤー1と2の役割分離が出発点になります。

— 01

レイヤー1|Googleの生成AI機能での表示とクリック

このレイヤーで確認できるのは、Google検索内での露出とクリックです。Googleは、AI OverviewsやAI Modeといった生成AI機能に表示されたサイトについて、検索結果ページの他の部分と同じく検索トラフィック全体に含めて扱い、検索パフォーマンスレポートの「ウェブ」検索タイプで報告すると説明しています。

裏を返せば、AI機能経由の表示・クリックだけを分離する専用のレポートは案内されていません。「AI Overviewsからのクリック数」を独立した数値として取り出そうとする設計は、この時点で成立しません。画面や提供範囲は変更される可能性があるため、確認日を記録して運用します。

出典: developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features(確認日: 2026年8月6日)

確認する指標: 表示回数、クリック、クリック率、表示されたページ、対象期間、通常検索との重複や差分。

このレイヤーでは分からないこと: 回答文のどの記述へ使われたか、他のAIサービスで引用されたか、クリックしなかった利用者が問い合わせに至ったか、表示の増加が特定施策の結果であるか。

AI Overviewsそのものの仕組みと備え方はAI Overviews対策ガイドで扱っています。

— 02

レイヤー2|外部AIサービスでの引用・言及

ChatGPT検索やPerplexityなどで、自社ページが情報源として表示されたかを観測します。既製のレポートが用意されていない領域なので、質問を投げて結果を保存する仕組みを自分で持つことになります。回答は非決定的で、同じ質問でも結果が変わるため、1回の観測で結論を出しません。

保存する項目は次のとおりです。

  • 質問文

  • 指名/非指名

  • 課題認識/比較/発注などの段階

  • 使用したAIサービスとモデル

  • 実行日時

  • 引用されたURL

  • 会社名やサービス名の言及

  • 回答本文への反映

  • 誤りの有無

「引用された」と「回答へ内容が反映された」は分けます。参考リンクに表示されただけの場合と、自社の特徴が回答本文に使われた場合では、意味が異なります。この違いは引用と回答反映は別物ですで詳しく整理しました。実際の指標定義と判定の実装は、この記事の後半で扱います。

— 03

レイヤー3|AIサービスからのサイト流入

このレイヤーが対象にするのは、サイトへ遷移した利用者だけです。GA4などで、ChatGPT・Perplexity・Geminiなどの参照元からの訪問を確認します。

チャネル定義には前提があります。GA4はChatGPTなどのAIアシスタントを独立したチャネルとして分類しますが、GoogleのAI OverviewsやAI Mode経由の来訪はGoogle検索の一部として扱われるため、ここには現れません。当社のダッシュボードでは、チャネル名に頼らず、参照元(GA4のsessionSource)の完全一致リストで集計しています。判別できない新しいAIサービスは集計から漏れる設計で、AI流入を水増ししない側へ倒しています。

加えて、アプリ内ブラウザ、リダイレクト、プライバシー制御により参照元が欠落することがあります。日次の確定値ベースでは数時間から1〜2日遅れて観測される、いわば遅行指標です。

確認する指標: セッション数、ランディングページ、滞在とスクロール、主要CTAの到達、問い合わせ開始、問い合わせ完了、新規と再訪の別。

AI経由の流入が少なくても、AI回答で会社名を知り、後から指名検索する利用者がいます。流入だけで価値を判断しないことが重要です。自社GA4での実測値はAI検索からの流入は実際どれくらい?で公開しています。

— 04

レイヤー4|指名検索と比較行動

AI回答で会社名やサービス名を知った利用者は、検索エンジンで改めて確認することがあります。Search Consoleでは、会社名・サービス名・代表者名などの指名クエリを定点観測します。問い合わせフォームで「どこで知ったか」を任意項目として確認する方法もあります。

ただし、指名検索の増加をAI検索だけの成果と断定することはできません。イベント、SNS、紹介、広告、営業活動など他の要因も同時に動いています。指名検索そのものを増やす取り組みは指名検索を増やす方法にまとめています。

— 05

レイヤー5|問い合わせ・商談・受注

最終的に事業へつながったかを確認するレイヤーです。ここで見るのは、問い合わせ件数、有効商談数、相談内容、受注、契約金額、初回接点として申告された経路、読まれたページ、問い合わせまでの日数です。

計測を実装する際は、フォームのイベント名を先に決めます。netsujo.jpでは、入力開始をform_start、送信試行をform_submit、サーバーが正常受領した送信をgenerate_lead、送信失敗をform_submit_errorとして記録しています。GA4の拡張計測が自動で拾うform_submitは信頼性が低いため、成功率の分母には自前で発火させたイベントを使います。

この段階では、AI検索経由と断定できない案件も含まれます。UTMや参照元が残る場合は記録し、本人申告とアクセスログを照合します。問い合わせまでの計測設計はSEO・AIO施策を問い合わせにつなげる計測方法で扱っています。

— 06

被引用の指標とクエリ集合を設計する

ここからは、既製のレポートがないレイヤー2をどう実装するかです。被引用を数値で追うために、2つの基本指標を置きます。

  • citation presence(被引用の有無): あるクエリに対する回答のなかに、自社ドメインが出典・本文リンクとして1回でも出現したか。true / falseの二値です。

  • citation share(被引用シェア): 対象クエリ集合のうち、自社が引用されたクエリの割合。たとえば対象25クエリ中8クエリで引用されればシェアは32%です。

加えて、運用で役立つ補助指標としてcitation depth(回答内で自社が出典として現れた平均的な位置。上位に出るほど影響が大きいという仮説に基づきます)と、competitor delta(同じクエリ集合に対する自社シェアと主要競合のシェアの差分。自社が伸びたのか、比較対象が落ちたのかを切り分けます)を取ります。

これらは特定のクエリ集合に強く依存します。指標の絶対値そのものより、同じクエリ集合・同じエンジンで時系列の変化を追うことに意味があります。精度はクエリ集合の設計に大きく左右されます(ほかにモデルの揺れ・地域・ログイン状態・API仕様の変化も効きます)。トピッククラスタごとに、実際の利用者が打ちそうな10〜30件の代表クエリを固定します。netsujo.jpの例では、次のような並びになります。

  • 指名・近接系: 「京都 Web3 開発会社」「京都 システム開発」

  • 用語解説系: 「DID とは」「RWA とは」

  • 課題解決系: 「PoC 失敗 原因」「スマートコントラクト 監査」

設計時の注意点は3つあります。

  1. 1

    集合を固定する。週ごとにクエリを足したり引いたりすると、シェアの変動が「コンテンツ改善の効果」なのか「集合を変えた影響」なのか分からなくなります。

  2. 2

    日本語は表記ゆれを織り込む。漢字・かな・ローマ字で回答が変わることがあるため、自然な範囲でバリエーションを含めます。

  3. 3

    指名検索を入れすぎない。社名を含むクエリは引用されやすく、シェアを実態より高く見せます。一般的な課題語の比率を意識します。

クラスタ定義は設定ファイルに置き、コードから読み込む形にしておくと、エンジンを増やしたときも同じ集合を回せます。

— 07

引用を判定してスナップショットで追う

判定がもっとも素直に書けるのは、レスポンスに出典URLの配列を返すエンジンです。ここではPerplexityのSonar APIを例に、最小ロジックを擬似コードで示します。

def query_engine(query, api_key):
    # 出典配列を返す検索付きAI(例: Perplexity Sonar)に messages を投げ、
    # 回答 + citations を受け取る
    resp = post("https://api.perplexity.ai/chat/completions", {
        "model": "sonar",
        "messages": [{"role": "user", "content": query}],
    }, auth=api_key)
    return resp

def check_brand_mention(citations, brand_hosts):
    # citations URL の hostname を parse し、完全一致 or サブドメイン一致で判定する。
    # 単純な部分文字列一致(host in url)は netsujo.jp.evil.com のような
    # 偽装ホストを誤検出するため避ける。
    for url in citations or []:        # citations は null/空がありうる
        host = urlparse(url).hostname or ""
        for brand in brand_hosts:      # 例: ["netsujo.jp"]
            if host == brand or host.endswith("." + brand):
                return True
    return False

出典配列はnullや空配列で返ることがある点、そして単純な部分文字列一致は誤検出する点に注意が必要です。URLをparseしてホスト名で判定します。判定対象は、構造化された出典配列にドメインが含まれるかを見る出典リストの判定と、回答本文中にブランド名やドメインが言及されているかを見る本文テキストの判定の2つに分けると安定します。前者は誤検出が少なく、後者は出典リンクが貼られずに名前だけ出るケースを拾えます。

エンジンによって出典の取り方は異なります。ChatGPTは、UI上の回答を測るならログインを伴うブラウザ自動化、API上のweb search応答を測るなら公式APIの引用アノテーション、というように測定対象で配線が変わります。GeminiはGrounding with Google Searchが出典アノテーションを返すためAPIでの構造化取得が可能です。AI OverviewsはGoogle公式のAPIがなく、第三者のSERP取得サービスでの近似になります(再現性や各社の利用規約に注意が必要です)。

なお当社が公開している観測は、OpenAIのWeb検索を使った1系統です。Perplexity Sonar向けのアダプタは実装済みですが、公開している観測では無効にしています。エンジン横断の完全自動計測には至っておらず、段階的に広げる前提で運用しています。

1回の計測結果は、クエリ単位のスナップショットとして保存します。レスポンス全文ではなく、抽出済みの引用情報だけを残す点が肝心です(保存量とプライバシーの両面から)。1クエリ分の保存形式はおおよそ次の形です。

{
  "snapshot_date": "2026-06-02",
  "engine": "perplexity",
  "query": "京都 Web3 開発会社",
  "brand_hosts": ["netsujo.jp"],
  "citations": ["https://...", "https://..."],
  "brand_mentioned": true,
  "citation_count": 5
}

これを日付・エンジン・クエリごとに蓄積し、週次で前回スナップショットと突き合わせて、citation shareの前週比、新たに引用されたクエリ、引用が消えたクエリ、比較対象とのシェア差の変化を出します。実行間隔はエンジンごとのレート制限に合わせて調整します。

— 08

引用されなかったクエリをループバックする

計測の価値は、数字を眺めることではなく、引用されなかったクエリを改善の入力に変えるところにあります。引用が消えたクエリや、そもそも一度も引用されないクエリが見つかったら、対応する自社ページを次の観点で見直します。

  • passage構造: 結論・定義が段落の先頭にまとまっているか。生成エンジンは引用しやすい一節(passage)を抜き出す傾向があり、要点が文章の奥に埋もれていると拾われにくくなる可能性があります。

  • 機械可読性: 定義やFAQが、見えているテキストと一致する形で機械可読になっているか。

  • クロール可否: そもそもAIクローラーがそのページに到達できているか。許可の設計はAIクローラーの制御で扱っています。

引用されないページの典型パターンはAI検索で引用されない7つの原因に、引用適性を高める書き方は生成エンジン最適化(GEO)の基本にまとめてあります。計測で見つけた弱点を、これらの施策に流し込むループを回します。

— 09

1つの「AI可視性スコア」へまとめない

経営向けのサマリーとして指数を使う場合でも、元の指標を残す必要があります。レイヤーは同じ方向へ動くとは限らないためです。

外部AIでの引用率が上がっても、サイト流入が増えない場合があります。Google内の表示が増えても、問い合わせページが分かりにくければ商談にはつながりません。逆に、AIで引用されなくても、指名検索や既存顧客からの紹介が増える場合があります。総合値は状況を一目で見るための補助です。改善の判断は、レイヤー別の指標で行います。

スコア化そのものの限界(反復回数・信頼区間の扱い)はAI可視性の測り方で掘り下げています。

— 10

月次の計測表にまとめる

レイヤーを分けたまま一枚で見渡せるように、月次では次のような表にまとめます。施策と結果の間に時間差があるため、公開日を必ず記録します。

レイヤー月次で載せる指標主なデータ元
レイヤー1|Googleの生成AI機能表示回数・クリック・CTR・対象ページ・対象期間Search Console(ウェブ検索タイプに合算)
レイヤー2|外部AIの引用・言及観測した質問数・引用件数・言及の有無・誤りの有無自社の観測ログ(質問文・エンジン・実行日時つき)
レイヤー3|AIサービスからの流入セッション・ランディングページ・主要CTA到達GA4(参照元sessionSourceの完全一致リスト)
レイヤー4|指名検索指名クエリの表示回数・クリック・主要クエリSearch Console
レイヤー5|問い合わせ・商談問い合わせ開始・完了・有効商談・受注・自己申告経路GA4のフォームイベント+商談記録
実装公開した変更と公開日サイトの変更履歴
注記季節性・広告・イベント・サイト改修運用メモ

— 11

測れない範囲を先に明記する

AI検索の計測で、完全な把握はできません。運用判断を誤らないために、測れない範囲を先に書きます。

  • AI回答を読んで終わった利用者

  • 参照元が消えたアクセス

  • 同じ回答内で引用されなかった参照

  • AIサービス内部の候補生成

  • 回答が変化した原因

  • 複数接点を経た問い合わせの正確な帰属

観測の側にも限界があります。同じクエリでも回答は実行ごとに揺れるため、1回のfalseで「引用されていない」と断定はできません。出典配列を返すエンジンと、出典の取得自体が近似になるエンジンでは計測精度が揃わないため、エンジン横断のシェアを単純合算すると判断がぶれます。クエリ集合が小さいとシェアは数クエリの増減で大きく振れ、30クエリなら1件動くだけで3ポイントを超えて変動します。出典の返し方やパラメータは各社の都合で変わるため、判定ロジックは定期的な追従が前提です。

そのため、「この施策で引用率が何ポイント上がった」という因果の断定は避けています。計測が示せるのは、固定した条件下での相対的な推移と、改善すべきクエリの所在までです。測れない部分を隠して精密なスコアに見せるより、観測範囲を明示した方が意思決定に使えます。

— 12

Netsujo SIGNALでの計測方針

Netsujo SIGNALでは、Google内の表示、外部AIの引用、AI経由の流入、指名検索、サイト行動を分けて扱います。無料診断では公開情報から観測できる範囲を示し、継続改善ではSearch Console、GA4、サイト変更履歴などを接続して、どの段階に問題があるかを確認します。

レイヤー2について、私たちが実装したのは「推定しない」設計です。被引用を「たぶん引用されているだろう」と推定するのではなく、検索機能付きのAIを実際に呼び出し、返ってきた回答と引用URLをそのまま解析します。ITエンジニアが手を動かして固めたのは、この一次情報を素直に取りにいく3段構成でした。

  1. 1

    検索付きAIの実呼び出し: 検索機能を持つAI(実装ではOpenAIのWeb検索ツール)に、利用者が実際に打ちそうな自然文の質問を投げます。回答本文と、その回答が根拠にした出典URLをまとめて受け取ります。

  2. 2

    引用URLの解析: 回答に付随する引用アノテーションからURLを取り出し、ホスト名を正規化します。判定を部分文字列一致ではなくホスト単位で行う点は、前半で触れた偽装ホスト対策と同じです。

  3. 3

    自ドメイン引用回数の集計: 正規化したホストが対象ドメインと一致する引用を数えます。これが「回答のなかで自社が実際に出典として引かれた回数」です。参照のみ・検索結果への表示は、この回数に含めません。

観測に使う質問の形も、この設計と一体です。SEOキーワードの羅列ではなく、「〇〇とはどのような会社ですか?」「〇〇を解決するにはどの会社へ相談すべきですか?」のような会話文にします。生成エンジンは会話文で使われるため、実際の利用に近い入力で観測しないと、実測の意味が薄れるからです。使用しているモデルと実行条件はSIGNAL Labの方法論ページで公開しています。

実装で線を引いたのが、公開してよい情報の境界でした。SIGNALの無料診断では、この実測で得た「自ドメインが回答に引用された件数」と、観測に使った質問・条件をお返しします。件数は現在地を掴むための一次情報です。一方で、引用元の内訳を読み解いて改善の順序へ落とし込む部分は、継続改善の範囲としています。件数だけでも、自社の現在地を掴む出発点には十分になります。

もう1つ実装で分けたのが、「観測できたが0件」と「観測そのものができなかった」の区別です。提供元の障害などで観測が全滅した回を「引用0件・診断は正常に完了」と見せると、実測を装った偽の0になります。観測が成立したかどうかを状態として持ち、成立しなかった回を成功として表示しません。あわせて、各質問を1回で終わらせず複数回実行し、引用された回数を成功した観測回数で割った率として扱います。観測回数を増やすほど揺れの影響は減らしやすくなりますが、実行の負荷と時間はかかります。だからこそ「何回観測できたか」という母数を結果に必ず添え、母数の小さい数字を過信しない運用にしています。

目標はAI可視性の点数を上げることではありません。自社を必要とする人が見つけ、理解し、比較し、相談できる状態を作ることです。netsujo.jpでの全体方針はSEO・AI検索改善の実践ログにまとめてあります。

よくあるご質問

Search ConsoleでAI Overviews分だけを切り出せますか?

切り出せません。GoogleはAI OverviewsやAI Modeに表示されたサイトについて、検索トラフィック全体に含めて扱い、検索パフォーマンスレポートの「ウェブ」検索タイプで報告すると説明しています。AI機能単独の表示・クリックを分離する専用のレポートは案内されていません(出典: developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features・確認日2026年8月6日)。

全エンジンを自動で計測できますか?

当社が公開している観測はOpenAIのWeb検索を使った1系統です。Perplexity Sonar向けのアダプタは実装済みですが、公開している観測では無効にしています。ChatGPTのUI上の回答、Gemini、AI Overviewsは出典の取り方がエンジンごとに異なり、横断の完全自動計測には至っていません。使用しているモデルと実行条件は方法論ページで公開しています。

citation presenceとcitation shareはどう違いますか?

presenceは「あるクエリ1件で引用されたか」の二値、shareは「クエリ集合全体のうち引用された割合」です。presenceを集計した割合がshareだと捉えると整理しやすいです。

どのくらいの頻度で計測すべきですか?

週次を初期値にすると扱いやすい、というのが当社の運用目安です。普遍的な正解ではありません。生成エンジンの回答は揺れるため、重要クエリは1回の結果で判断せず複数回実行して補正します。頻度はクエリ数やAPIコストでも調整します。コンテンツを大きく変えた前後では、ベースラインを取ってから2週間後に再計測する運用が向いています。

経営報告用に「AI可視性スコア」1つへまとめてよいですか?

まとめた指数を補助として使うのは構いませんが、元のレイヤー別指標は必ず残してください。引用が増えても流入が動かない、流入が増えても商談が動かない、という食い違いは実際に起きます。改善の判断はレイヤー別の指標で行います。

この記事の著者

飯田 友広

飯田 友広

代表取締役

Netsujo株式会社 代表取締役。京都発のWeb3・AI実装スタートアップを2023年6月に創業。Webサイトを営業基盤として捉え、経営・営業・検索・生成AI・コンバージョン・計測を横断して課題と改善優先順位を整理する「Netsujo SIGNAL」を設計・運営。京都ビッグデータ活用プラットフォーム参画(小規模企業会員・ベンチャー)、同プラットフォーム発のワーキンググループ「Chain Up KYOTO」参画(2026-03-10)、IVS2026サイドイベント「なぜ京都でWeb3.0ビジネスなのか」を京都府庁旧議場で開催(2026-07-02・Netsujoとして主催、企画・登壇・運営/京都府デジタル政策推進課は共催)。京都美術工芸大学での講義・龍谷大学でのセミナー実績、ITコミュニティ「みやこでIT」(connpassメンバー614名・イベント167件・2019年2月から運営)運営。NPO法人NEMTUS理事、BAR KRYPTO運営。ソーシャル企業認証「S認証」認証企業(2026年2月認証・2026年4月公表)。技術領域はWeb3/ブロックチェーン/DID/NFT/生成AI/コミュニティ運営。

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この記事が向いている方

  • Google検索内のAI機能と外部AIでの引用を、混ぜずに計測したいWeb担当者

  • ChatGPTやPerplexityで自社が引用されているかを継続観測したい方

  • 引用されないクエリを見つけて、コンテンツ改善のループを回したい方

— 壁打ち相談

読者のよくある相談

記事を読んだ後に「自分の状況だとどう判断すべきか」を整理するための壁打ち相談を受け付けています。下記のような相談例が当てはまる方は、お気軽にご連絡ください。

Q. 自社が今どのクエリで引用されているか可視化したいです。

クエリ集合の設計から判定ロジック、スナップショット運用まで、既存サイトに合わせて観測の立ち上げ方を壁打ちできます。

Q. Search ConsoleとGA4のどちらで何を見ればよいか分かりません。

レイヤーごとにデータ元と指標を割り当て、月次で1枚にまとめる計測表の作り方を整理します。

上記いずれかが該当する場合、初回30分の壁打ち相談で論点整理に対応します。記事に書ききれない個別事情を踏まえた判断材料が必要な段階こそ、壁打ちが活きやすいフェーズです。

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