SEO・AIO
AI検索からの流入は
実際どれくらいか
ChatGPTやPerplexityなどのAI検索からの流入は、実際どれくらいあるのか。推測ではなく、自社サイトnetsujo.jpのGA4データ(過去90日)を一次データとして公開します。数字を大きく見せることはしません。出た数字をそのまま、出典つきで共有します。
この記事の要点
結論。netsujo.jpでは、AI検索からの流入(GA4の「AI Assistant」チャネル)は現状で全体の約1%です。過去90日でAI Assistant経由は12セッション。自然検索の約59%と比べると、絶対量はごくわずかです(出典 GA4・過去90日・2026-06-25時点)。
小さい数字ですが、直近7日に9セッションが集中しており、増加の兆しとして観測しています。「急増」とは書きません。一次データをそのまま共有するための記事です。
主力は依然として自然検索(SEO)です。だからこそ、SEOを土台にしつつAIO/GEOを並行して整える両輪が、現時点の現実的な判断だと考えています。
— 01
測定の前提:GA4の「AI Assistant」とは
数字を見る前に、何を測っているのかを正確に押さえます。本記事の数値は、GA4のチャネル分類「AI Assistant」に基づきます。
「AI Assistant」とは何か
GA4のデフォルトチャネルグループに加わった分類で、ChatGPT・Perplexity・Geminiなどの生成AIサービスからの参照流入が割り当てられる枠です。AI検索でサイトが引用・参照され、ユーザーがそのリンクを開いたとき、流入元がこの枠に分類されます。
参照元(リファラー)ベースの分類
この分類は、流入時の参照元ドメインがAIサービスのものかどうかで判定されます。AI回答の中で名前だけ挙げられてクリックされなかった場合は、ここには現れません。あくまで「AI経由でサイトに来た訪問」を数える指標です。
分類は完全ではない可能性がある
AIサービスやアプリの種類・遷移の仕方によっては、AI経由の流入がDirect(直接流入)やReferral(参照流入)に混ざることもあり得ます。したがってAI Assistantの数字は「AI流入の下限の目安」と捉えるのが正直なところで、過大にも過小にも断定しすぎない姿勢が必要です。
つまり「AI Assistant」の数字は、AI経由でサイトに来た訪問のうち、GA4が確実にAIサービス由来と判定できたぶんです。AI流入の全体像を完全には捉えきれない可能性がある——この前提を共有したうえで、実数を見ていきます。
— 02
実数:チャネル別の流入内訳
netsujo.jpの過去90日のセッションを、チャネル別に分けたものです。出典はGA4、期間は過去90日(2026-06-25時点)です。サイト全体のセッションは2,052・ユーザーは1,626でした。
| チャネル | セッション | 構成比 |
|---|---|---|
| Organic Search(自然検索) | 1,208 | 約59% |
| Direct(直接流入) | 675 | 約33% |
| Referral(参照流入) | 102 | 約5% |
| Organic Social(自然なSNS) | 34 | 約2% |
| Unassigned(未分類) | 21 | 約1% |
| AI Assistant(AI検索経由) | 12 | 約1% |
出典:GA4(property 382871067)/期間:過去90日/取得時点:2026-06-25。構成比は四捨五入のため合計が100%に一致しない場合があります。
読み取れることはシンプルです。流入の中心は自然検索(約59%)で、次いで直接流入(約33%)です。AI検索経由(AI Assistant)は12セッション・全体の約1%にとどまります。話題性に対して、実際の流入規模はまだ小さい、というのが正直な現状です。
ただし足元の動きには注目しています。AI Assistantの12セッションは均等に分布しているわけではなく、直近7日に9セッションが集中しています。28日合計の約12のうち大半が直近7日に発生している、という偏りです。絶対量は小さいまま、増加の兆しとして観測しています。ここで「急増」と表現しないのは、数字が小さく、ひと月程度の短い観測では断定できないからです。
— 03
このデータをどう解釈するか
数字そのものより、そこから何を判断するかが大切です。私たちはこのデータを次のように受け止めています。
自然検索が依然として主力
過去90日のセッションの約59%は自然検索からの到達です。AI検索が話題になっても、私たちのサイトでは検索からの流入が圧倒的な中心であることに変わりはありません。SEOの土台づくりが、今もアクセスの大半を支えています。
AI流入はまだ小さいが、足元で増えている
AI Assistant経由は90日で12セッション・全体の約1%です。絶対量はごくわずかですが、直近7日に9セッションが集中しており、増加の兆しとして観測しています。ここで「急増」とは書きません。小さな数字を大きく見せないことが、一次データを共有する意味だと考えています。
だからこそSEOとAIO/GEOを両輪で
現状の主力はSEO(自然検索)であり、これを軽視する理由はありません。一方でAI経由の流入が足元で立ち始めているのも事実です。どちらか一方ではなく、検索向けの最適化(SEO)とAI向けの最適化(AIO/GEO)を、同じ「正確さと構造」という土台の上で並行して進めるのが、現時点の私たちの判断です。
AI流入が約1%という数字は、人によっては「まだ無視できる」と読み、別の人は「これから伸びる前段階」と読むかもしれません。私たちはどちらにも断定しません。出た数字を共有し、観測を続け、変化があれば同じ姿勢で更新します。一次データを正直に出すこと自体が、AIにも人にも信頼される情報源であるための条件だと考えています。
— 04
AIに引用されるための取り組みは別記事に
この記事は「実態データ」に集中しました。では、このAI流入を少しずつでも増やすために何をしているのか——構造化データ・事実整合・answer-first・llms.txtといった、AIに引用されるための具体施策は、別記事にまとめています。
実際に取り組んだ施策と成果の全体像は事実だけで戦うSEO/AIOの実践ログに、GEOそのものの定義はGEO(生成エンジン最適化)とはに、AI向け要約ファイルの作り方はllms.txtとは・書き方に、AIに引用されない原因と直し方はAIに引用されないサイトの共通点にまとめています。本記事は、それらの取り組みが向かう先の「実態データ」を共有する位置づけです。
— 05
よくある質問(FAQ)
Q. AI検索からの流入は多いのですか?
netsujo.jpの実データ(GA4・過去90日・2026-06-25時点)では、AI検索経由(AI Assistant)の流入は12セッション・全体の約1%です。自然検索が約59%を占める主力であり、AI流入はまだごく小さいというのが正直な実態です。ただし直近7日に9セッションが集中しており、増加の兆しとして観測しています。
Q. GA4でAI検索からの流入はどう見ればよいですか?
GA4のレポートで「セッションのデフォルトチャネルグループ」を見ると、ChatGPTやPerplexityなどからの参照流入が「AI Assistant」というチャネルに分類されます。チャネル別のセッション数や推移を確認することで、AI経由の流入規模をおおまかに把握できます。なお、遷移の仕方によってはDirectやReferralに混ざることもあるため、下限の目安として捉えるのが正直です。
Q. AI Assistantチャネルとは何ですか?
GA4のチャネル分類のひとつで、ChatGPT・Perplexity・Geminiなどの生成AIサービスからサイトに来た参照流入が割り当てられる枠です。AIの回答の中でサイトが引用・参照され、ユーザーがそのリンクを開いたときに、この枠に計上されます。AIの回答に名前が出ただけでクリックされなかった場合は計上されません。
Q. 今からGEO(生成エンジン最適化)に取り組むべきですか?
私たちのデータでは、AI流入はまだ全体の約1%とごく小さい段階です。したがって「AIだけに賭ける」のは時期尚早だと考えます。一方で足元では増えており、構造化データや事実整合の整備はSEOにも効く土台です。SEOを主力に据えつつ、AIO/GEOを無理のない範囲で並行して整えていくのが、現時点では現実的な判断だと考えています。
Q. AI Assistantの数字はそのまま信用してよいですか?
おおよその傾向を見る目安としては有効ですが、厳密な総量としては慎重に扱うべきです。AIサービスや遷移の仕方によっては、AI経由の流入がDirectやReferralに混ざる可能性があり、AI Assistantの数字は「AI流入の下限の目安」と捉えるのが正直なところです。一次データとして共有しつつ、過大にも過小にも断定しすぎないようにしています。
まとめ
AI検索からの流入は、私たちのサイトでは現状で全体の約1%(過去90日でAI Assistant経由12セッション、出典GA4)です。主力は依然として自然検索(約59%)であり、AI流入はまだごく小さい段階です。一方で直近7日に集中して発生しており、増加の兆しとして観測しています。数字を大きく見せず、出た数字をそのまま一次データとして共有しました。SEOを土台に据えつつ、AIO/GEOを無理のない範囲で並行して整える——それが、このデータから私たちが下している現時点の判断です。観測を続け、変化があれば同じ姿勢で更新していきます。
この記事の著者
この記事が向いている方
AI検索(ChatGPT/Perplexity等)からの流入が実際どれくらいか知りたい方
GA4でAI経由の流入をどう見ればよいか整理したい事業担当者
推測ではなく一次データでAIO/GEOの優先度を判断したい方
SEOとAIO/GEOにどう投資配分するか迷っている方
— 壁打ち相談
読者のよくある相談
記事を読んだ後に「自分の状況だとどう判断すべきか」を整理するための壁打ち相談を受け付けています。下記のような相談例が当てはまる方は、お気軽にご連絡ください。
Q. 自社のAI検索流入がどれくらいか計測したいです。
GA4のチャネル分類の見方から、AI Assistantを含む流入内訳の確認方法を一緒に整理します。
Q. AI流入を増やすために何をすればよいですか?
構造化データ・事実整合・answer-firstなど、AIに引用される土台づくりの優先順位を現状に合わせてお手伝いします。
Q. SEOとAIO/GEOの投資配分に迷っています。
一次データに基づいて、主力チャネルと足元の伸びを踏まえた配分の考え方を壁打ちできます。
上記いずれかが該当する場合、初回30分の壁打ち相談で論点整理に対応します。記事に書ききれない個別事情を踏まえた判断材料が必要な段階こそ、壁打ちが活きやすいフェーズです。
関連するサービス
一次データで考えるSEO/AIO
AI流入の計測と可視性づくりを相談する
AI流入の計測設計から、AIに引用される土台づくりまで、誇張せず事実だけで成果を積む取り組みをご一緒します。要件が固まっていない段階でも構いません。
