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AI DEVELOPMENT CORE GUIDE / 01

Agent Harnessとは。AIを継続運転する実行基盤を設計する

モデルを呼び出すだけでは、実務のAIエージェントは安定しません。Instructions、Tools、Context、実行ループ、Guardrails、Observability、Recoveryを組み合わせ、変更を安全に終端まで届ける実行環境を作ります。

ここでいうAgent HarnessはNetsujoが実務整理のために使う総称です。製品や組織によって含める範囲は異なります。

MODEL / AGENT / HARNESS

3つの層を分けて考える

Model

推論・生成を行う基盤。能力や特性は重要ですが、実行権限や業務状態そのものは管理しません。

Agent

目的に沿ってModelとToolsを使い、一定の判断と実行を行う主体です。

Harness

Agentがどの文脈・権限・停止条件・観測・復旧経路で動くかを支える実行環境です。

Harnessを構成する7要素

01

Instructions

何を達成し、何をしてはいけないか。目的・制約・受入条件を実行時に参照できる形へ落とします。

02

Tools

GitHub、DB、ブラウザ、外部APIなど、エージェントが触れる操作面と入力契約を定義します。

03

Context

現在状態、対象ファイル、履歴、RAGで取得した業務知識など、判断に必要な文脈を供給します。

04

Execution Loop

計画、実行、観測、再判断、停止をどの条件で繰り返すかを決めます。

05

Guardrails

権限境界、禁止操作、確認条件、コスト上限など、実行可能範囲を制御します。

06

Observability

どの対象へ何を行い、何が返り、現在どの状態かを後から追えるようにします。

07

Recovery

タイムアウト、途中停止、外部状態不明、競合発生から安全に再開する経路を持たせます。

運用で起きやすい4つの崩れ方

文脈が会話だけに残る

チャット消失や担当交代で現在地を失います。GitHubやControllerなど、継続して読める正本へ状態を残します。

Toolが広すぎる

便利さと同時に誤操作の範囲も広がります。読み取り、書き込み、公開、削除などのAuthorityを分けます。

応答停止を未実行と判断する

外部APIでは処理だけ成功して返答が失われる場合があります。再試行前に外部状態を照合します。

検証対象が曖昧

PRやファイル名だけでは版を固定できません。Commit SHAなど、同一対象を識別できるIDへEvidenceを結び付けます。

NETSUJO OPERATING MODEL

Harnessの上に、状態と権限の統制を置く

NetsujoではAgent OSが共通ルールを定義し、Controllerが現在状態と進行可否を管理し、Orchestratorが担当割当・並列実行・復旧・独立検証を調整します。この役割分担はNetsujoの運用上の定義です。

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